ボケナスのクソミソ炒め

上手くいかない事だらけの、しょっぱくて、ブレブレで、グチャグチャになってしまった人生の中で、溜まっていく心の排泄物を出す為の最低かつ神聖な場所

マッチングアプリ体験談その1 Tinderジェットコースター

日曜の19:20駅前ベローチェで俺は軽く呆然としていた。つい15分前までは期待と興奮の只中に居たというのに。

18:30頃だった。駅前のニーハオでメシを食っていると急に届いた見慣れない名前からのTinderメッセージが。見ると5日前くらいにマッチングして初めましての挨拶を送ったきりになっていた33歳の色白巨乳美人ではないか。しかもこのコはプロフィール写真で胸の谷間をガッツリ見せつけ、趣味お酒というヤリモク確定女であった為、ニーハオで俺のテンションは一気に上がった。

なんでもアプリ内でメッセージを送る前にしないといけない年齢確認がなぜか認証されず今日やっとメッセージが送れるようになったとの事。位置情報で6km圏内にいると表示されているし、この時間ならまだ飲みに誘える!と瞬時に判断した。

「今から軽く飲みませんか? いきなり過ぎて申し訳ないですが」とオファーしてみると、「いきなりですね(*^^*)」「今から準備すると集合が20時頃になって遅くなっちゃいますが」との事で「今日明日と2連休だったのでつい」と遅い時間でも俺は大丈夫だとアピールしつつ「明日お仕事ですもんね。落ち着いて飲めないようなら後日にしましょう!」と余裕も見せた。すると「20時過ぎてやってるお店ありますかね?」と来た。これは来る気アリ! 「ちょこちょこはやってるイメージありますけどね。この前、上野はそうでした」と返す。すると「お会いするなら恵比寿だと助かります」と来たので「恵比寿で全然大丈夫なので、軽く行ってみませんか?」と送った。

次の返事にドキドキしながら一度家に帰って服と髪を直そうとニーハオの会計を済ませ足早に家へと歩を進めながら何度もスマホをチェックするが返事が来ない。もう身支度をし始めてスマホを見てないのかな?なんて最初は思ったりもしたが、まさかと思いtinderを開くと、いない。そのコの顔もプロフィールもたった今までやり取りしてたメッセージも何もかもが消えている。そう、マッチングを解除されたのだ。

恵比寿でお願いしますと言われて、すぐ会おうとしたガッツいてる感がいけなかったのか。やってる店がわからない状態で行くのがダルくなったのか。急いで準備するのがダルくなったのか。真相はわからない。でも断りのメッセージを送らず即マッチング解除という事は「あ、コイツもういいわ」と思われた訳で、大きな理由があるのだからそこは「ふざけんなよ」と思うだけでなく、しっかりと理由を考え分析して同じ過ちを繰り返さないようにしなければならない。

しかし、その時はただただ惨めな気持ちでいっぱいになり、そのまま家に帰る気にもならず行きつけのベローチェに向かい、やむにやまれずスマホのメモ帳にこの文章を書いたのだった。



マッチングアプリをやっていると本当に心が荒む事が多い。
かれこれ4年くらいやってると他にも色々そんな経験があるので今後も取り上げて行こうと思う。